みなさんこんにちは、ねるです。
今回は、何かと話題になる「転売問題」について考えていこうと思います。
転売というと、「転売ヤーが悪い」という簡単な結論に行きがちですが、ズルいと言っているだけでは問題は解決しません。
そんなわけで、もう少し深堀りして考えていこうと思います。
みなさんも、転売問題について考えながら、この記事を読んでみてくださいね。
目次
転売とは?
転売
買い取った物を、さらに他に売り渡すこと。
転売(テンバイ)とは - コトバンク より引用させていただきました。
「転売について考える」というタイトルではありますが、ここで考えるのは「ダフ屋(転売ヤー)」です。
違いを知らない人もいるかと思ったので、あえて「転売」という言葉を使いました。
ダフ屋
需要の多い入場券や乗車券をあらかじめ買っておいて、券を持たない人に高く売りつける者。
だふ屋(ダフヤ)とは - コトバンク より引用させていただきました。
ダフ屋と転売ヤーについては、行為自体にはあまり違いがありません。
ダフ屋はチケット類を専門に扱うのに対し、転売ヤーはその他グッズも扱うという感じです。
この記事では、
「商品を転売目的で入手し、買えなかった人や買いたい人に定価以上の価格で売りさばく」
という行為に重点を置くため、ダフ屋か転売ヤーかは気にしません。
なんとなく「転売ヤー」のほうが馴染みがある気がするので、そちらを使おうと思います。
登場人物を確認
「転売ヤー」⇒くどいようですが、商品を転売目的で入手し、買えなかった人や買いたい人に定価以上の価格で売りさばく人のことです。
「購入者」⇒転売されている商品を購入した人です。
「運営者」⇒運営側にいる人のことです。転売されているものがコンサートチケットであれば、アーティストやそのコンサートに関わっている企業のことです。
「ファン」⇒本当に欲しいのに買えなかった人のことです。転売ヤーを憎んでいます。
経済学的に考える
運営者は、転売があろうがなかろうが売り上げは変わりません。
転売ヤーは、定価と売価の差額分を儲けることができます。
購入者は、欲しかったものを手に入れて満足です。
このように考えると、win-win-winでみんなハッピーです。
さらに、転売の取引がネット上で行われることを考えると、プラットフォーマーが手数料分を儲けることができるので、win-win-win-winとも言えるでしょう。
倫理的に考える
経済学的に考えると、あたかも何の問題もないように見えますが、問題はそこに登場しないファンの存在です。
「転売ヤーが儲けているのがズルい!」
「転売ヤーのせいで欲しいものが手に入らなかった!」
「転売ヤーは本当に欲しい人の気持ちを考えられないのか!」
これらを、「ただの感情論」として切り捨てることもできるかもしれません。
ですが、人は理屈ではなく感情で動く生き物です。
(だから、転売が問題になるのですが)
転売について納得してもらうのは難しいでしょう。
解決策を考える
2パターンの解決策を考えました。
①価格を上げる
そもそも、転売が成立するということは、定価以上の代金を払ってでも買いたい人が存在するということです。
ということは、公式がオークション方式を利用して限界まで価格を上げれば、転売が行われません。市場が決める適正価格によって取引が行われるからです。
この解決策は、転売ヤーがいなくなり、運営者がきちんと儲かるのがいいところです。
問題は、「お金がある人しか買うことができない」という点ですね。
②徹底した本人確認を行う
テクノロジーを使った解決策として有効そうなのが、電子チケットです。
つい最近、LINEが電子チケットサービス「LINE チケット」を今秋提供すると発表しました。
「LINEチケット」
メッセージアプリ「LINE」を活用し、電子チケットの購入から発行、イベント入場時の確認まで、同社サービス内で完結させる。
問題は、
「紙のチケットにこだわる人が一定数存在する」、
「チケット類の転売対策にしかならない」点ですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
転売問題について、あなたはどう思いますか?
もし、「こういう見方もあるよ」とか「こんな解決策もあるんじゃないか」という人は、ぜひコメントやTwitterのDMなどで教えてください。
最後までお読みいただきありがとうございました☺